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クリエイティブ
メディア分野

情報メディアの新領域開拓にチャレンジ。

近年ますます大きくなる情報メディアへの可能性と期待。この分野では創造的な内容にあふれたコンテンツ制作に向けて情報(IT)・メディア(媒体)知識と技術を高めます。画像処理、映像、画像、知識/知能メディア、メディアデザインなどクリエイティブ実践に取り組みます。

教授からのメッセージ

教授 向田 茂

知と技とクリエイティブに精通した
エンジニアを育成します

教授 向田 茂

プロフィール
1989年3月 大阪電子計算機専門学校卒業
1989年4月 (株)SCC入社
2000年3月 (株)国際電気通信基礎技術研究所出向
2001年10月 ATR人間情報科学研究所出向
2003年3月 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 博士課程修了
2006年4月 北海道情報大学情報メディア学部(准教授)
2014年4月~ 同(教授)
主な研究業績
学術論文●平均顔の生成に必要な顔写真の枚数の検討, 日本顔学会誌, Vol.12, No.1, pp.45-52,Oct. 2012
・操作性を考慮した顔画像合成システム:FUTON - 顔認知研究のツールとしての評価 -,電子情報通信学会論文誌(A), Vol.J85-A, No.10, pp.1126-1137, Oct. 2002

現代クリエイティブの領域及びメディアの領域においてビジュアルは重要なポジションを担っています。とりわけコンピュータ画像は、スマートフォンやタブレットといったデジタルメディアの浸透に伴い、人の目にふれる機会が増大したこともあって、デザインは急速に、高度かつさまざまに工夫されるようになり、気鋭のクリエイターが注目するところとなっています。情報伝達というシンプルな役割はとうに超えて、そのコンテンツが持つ面白さやわかりやすさを演出し、コミュニケーションを円滑にするアイテムとして付加価値を高めています。そうした魅力的な要素を研究するのがこの分野です。
私が担当する「画像処理」の講義では、人間の視覚情報処理と同様に、画像の持つ大量で多様な情報の中から、人間に有用な情報を抽出し、コンピュータによって加工する手法を研究します。主な内容として、情報処理としての視覚、認知としての視覚、社会の中の画像処理技術、コンピュータで扱う画像、基本統計量、合成、幾何学変換、フィルタ、画像処理のプログラム、サーベイ、レビュー、社会での利用などを取り上げ研究します。最初に画像の仕組みを理解し、画像処理の方法論と、画像処理が社会でどのように利用されているか、事例を通して学びます。また、画像処理の基礎研究・応用研究にもふれます。理論の修得と並行して、実際に写真をデジタル加工したり、画像から特定の要素を検出するといった演習も行います。最終的には院生それぞれが自主的な研究活動を行い、どのような利用法ができるか研究します。プログラミングの知識・経験はなくても大丈夫ですが、目指すのはクリエイティブがわかるエンジニアですので、技術を身につけようとする姿勢は必要です。意欲さえあれば2年間でプログラミングの技術は身につけられます。
画像処理の作業ではマイクロソフトのキネクトなどをデバイスとして使いますし、本学には本格的なモーションキャプチャがありますから、これを活用した取り組みも行います。本学はIT関係の設備がとても整っていて、技術的な向上を目指す方には絶好の環境といえます。自主的研究活動の発想は自由で、今までには雪まつりでプロジェクションマッピングを発表した院生もいました。観客がタブレットを使って操作する参加型の小さなプロジェクションマッピングも用意し、大変好評を得ました。
目指すのは、ユーザーの立場になって物事を考え、その実現のために努力を惜しまない人です。制作側の立場になるとつい、まあそこまでしなくてもと面倒な部分を端折りがちですが、それでは本当に受け入れられるものはできあがりません。プロになったら絶対に求められる要素であり、そんな姿勢もここで身につけていただきたいと思っています。私や、先輩院生らと互いに刺激し合い励まし合い楽しくモノづくりを学んでいきましょう。モノづくりに対してモチベーションの高い方に期待しています。

教授 隼田 尚彦

先駆けてIT研究に取り組んできた
大学のメリットがあります

教授 隼田 尚彦

プロフィール
1996年3月 北海道大学大学院工学研究科(建築工学専攻)
博士後期課程修了
1996年9月 ウイスコンシン大学ミルウォーキー校
建築都市計画研究センター 博士客員研究員
1997年10月 北海道大学大学院工学研究科 助手
1998年10月 北海道教育大学岩見沢校 併任講師
2001年2月 シドニー大学建築学部 博士客員研究員
2001年4月~ 北海道情報大学情報メディア学部 助教授・准教授・教授
2001年4月~ 瀋陽師範大学社会学系 客員教授
2006年8月,2007年3月 ウイスコンシン大学ミルウォーキー校高齢環境研究所 客員研究員
2006年9月〜3月 リオ・グランジ・ド・スル連邦大学大学院都市地域計画研究科 客員研究員
主な研究業績
著書●『積雪寒冷地における高齢者の居場所づくり』
(分担執筆、坂倉恵美子編、ワールドプランニング、2014)『空き家・空きビルの福祉転用:地域資源のコンバージョン』(分担執筆、日本建築学会編、学芸出版社、2012)『認知症ケア環境辞典』(分担執筆、日本建築学会編、ワールドプランニング,2009)
学術論文●『痴呆性高齢者グループホームの周辺地域住民との関係性−地域ケアへ繋がる試み−』高齢者問題研究,No.21,65-84,2005(共著)他

今の時代、知識を具体化して仕事などに応用できない若者が多いといわれています。学校の勉強は答えが一つのことが多いですが、社会に出るといくつも答えがあることの方が普通であって、若者はそこをうまく切り替えられない、そうした問題は世界的とさえいわれます。私は、大学院はその橋渡しをする場でありたいと考えています。
そのような想いもあり、私が担当する「アイデアメイキング」の講義では、各種事例を取り上げ、問題点の抽出からそのソリューションまで実践的にトレーニングしています。商品やサービスの企画をテーマに、与えられた前提条件の中で①どのようなコンセプトで②どのように実行するか、創造的に考える「姿勢」と「方法」を養い、発想の磨き方や企画書の作り方の実際を身につけるのが目標です。研究題材は、クリエイティブメディア分野らしさを意識し、今年はプロジェクションマッピングの新展開を取り上げ、最新の論文や技術を研究したほか、人の影に色を付けたら面白いのではといった、これまでにない企画の実現にまつわる課題を取り上げました。
私のもう一つの講義「環境情報デザイン論」も創造力と応用力を鍛えるという点では共通しています。我々の生活環境には、さまざまな情報が存在していますが、それら情報を人間がどのように受け止め、活用しているかを認知科学的・環境行動学的観点から検討し、それを広告や商品デザインに生かす方法を考えます。情報のアクセシビリティやユーザビリティといった視点から有益なデザインを創り出す力を磨き、情報デザインのあり方に関する知識を深めます。例えば、みなさんいつも当たり前に見ている歩道の点字ブロックが黄色であることもたまたまではなく確かな裏付けがあるわけで、大上段に構えるばかりではなく、身近なところに施されたデザインの謎も解き明かします。視覚心理学・認知心理学・人間工学などの研究領域にまで及びますから、その基礎的知識を修得していることが望ましいです。
ITの進歩で社会は大きく様変わりし、産業構造や生活の在り方も変わり、デザインも変わっています。いろいろなものがITに影響を受けており、現代を語る上でのキーワードにさえなっています。そのように考えると、この状況の到来をいち早く察知し、他に先駆けてIT教育に取り組んでノウハウを蓄積してきた北海道情報大学は魅力的であり、さらに高度な知識を集積する大学院で学ぶ意味は大きいと考えます。
チャレンジしていれば、何かのはずみにいい発想が生まれるもので、それをすかさずつかみ、さらに膨らませて新しいモノをつくる、そんなプロセスは面白く、私の周りにいる院生たちは目を輝かせ生き生きと取り組んでいます。コツコツと地道に知識を吸収しようとする根性と、好奇心に満ちた方がこの仲間に加わるのを楽しみにしています。

准教授 齋藤 一

人生は謎解きゲーム、その謎解きの力を
身につけるのが大学院です

教授 斎藤 一

プロフィール
1996年3月 札幌学院大学社会情報学部社会情報学科 卒業
1998年3月 北海道情報大学大学院経営情報学研究科(経営情報学専攻)修士課程修了
2001年3月 北海道情報大学大学院工学研究科(システム情報工学専攻)博士後期課程単位取得退学
2001年4月〜 北海道情報大学情報メディア学部(講師、准教授)
2002年3月 博士(工学) 北海道大学
主な研究業績
学術論文●『構造モデリングと概念地図を用いた概念形成支援法とそのシステムの試作』(共著)

楽しみながら新しい何かを創造するというのがクリエイティブメディア分野のキーワード。柔軟発想で新しいコンテンツ制作に挑戦する神座を育成したいと考えています。
私が担当する授業もそうした要素を大いに取り入れています。「知識マネジメント論」では、人工知能を使ったインタラクティブなシステム、例えばwikiに代表されるWebを通じた複数の人の知識による創造活動の支援を考察しますが、そこには遊び心も反映させます。最近、企画したのは“観光地の今の気持ちを知るアプリ”。目的地周辺のSNS情報を収集し、それを喜怒哀楽のカテゴリーに分けてMAPに添付、開くとリアルタイムで盛り上がり状況や混雑具合がつかめるというものです。院生が観光地あるいはイベントをのぞいた人のホンネを知りたいという好奇心が制作のきっかけでしたが、花火大会の新たなビューポイントを見つけたりなど、応用すれば観光開発に役立てられるのではないかと考えています。ほかにもユニークなアイデアがありますので、興味のある方はこちらのサイトをご覧くださいhttp://www01.do-johodai.ac.jp/hajime/graduate/。もちろん関連する学会等の論文やレビューを通じて知識マネジメントを学び、新しい研究内容や動向の調査も行います。その上で、勉強した事項を活用・応用したオリジナルのシステムやコンテンツを提案することを目標としています。
さまざまなアイデアの実装を試みる授業として、後期には「知識マネジメント実習」を開講しています。実制作を通じて、ヒューマンインタフェースや、ビジュアル効果、どうすればより楽しいアプリになるかといったことを考えます。アプリは実際にWebまたはスマートフォン上で作動するまでを行います。WebAPIの利用と開発について基本から勉強しながら進めるので開発が不得意な学生も尻込みせずチャレンジしてください。
大学院では、自ら課題を見つけ、それを解決する力を養ってほしいと思っています。こんなことができたら面白い、というところからスタートして、先例を調べ、その手法を学び、自分ならどうするか考え、オリジナルを探っていく作業はまさにクリエイティブで、研究や仕事のあらゆる局面に役立ちます。この間、卒業生が訪ねてきまして、いろんな話をしていると、彼は人生は謎解きゲームだといい、その謎解きのやり方を本当に身につけられたのが院生時代だったといってくれました。
私は、本学の大学院1期生で、その環境の良さについてはよく理解しています。当時から指導陣は本当に親身で、学生一人ひとりに声をかけ、アドバイスを送ってくれて、研究を見守ってくれましたし、今もその温かさは脈々と受け継がれています。私もその一人になりたいと願い、全力で院生をサポートしています。恵まれたこの環境を生かし、みなさんも存分に研究に熱中し、学部生のあこがれの存在になってください。

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