学長 長谷川 淳
北海道情報大学は、国際的な情報化が始まってIT社会が到来するという確信のもと、大学名に情報というキーワードを取り入れ、平成元年4月に、経営情報学部(経営学科、情報学科)のみを持つ大学として開学しました。それ以来、今日まで、20年の歴史を刻んでおり、多くの有能な人材を養成して社会に送り出してきました。また時代の要請に応えて、通信教育部(平成6年)、大学院経営情報学研究科(平成8年)、および情報メディア学部(平成13年)の開設、経営情報学部の学科名変更(平成15年)と医療情報学科の開設(平成18年)、経営情報学部の学科名変更と情報メディア学部への専攻開設(平成20年)を行い、現在にいたっています。
本学では、「情報の総合大学」としてIT社会の発展に寄与することを目標にしています。これを達成するために、教育、研究および社会貢献の3本柱をしっかりと確立するとともに、それらをより一層優れたものとする努力を着実に推進してきています。また、教育目的には、これからの高度情報通信社会の担い手としてふさわしいIT分野の技術と知識、およびそれを支える幅広い教養と各種専門分野にまたがる知識の習得に裏打ちされた高度IT技術者を育成することを掲げています。現在、我が国では、IT関連の人材、それも高度IT人材の不足が深刻な状況にあります。優れた多くのIT関連人材を養成し、社会に送り出すことは、情報に関わる教育機関の使命として社会から強く要請されていることであると考えています。
教育の面で重視していることは、しっかりした基礎知識を持ったIT人材を養成すること、国際的情報化に適応できる国際性を身につけさせること、幅広い教養を身につけさせること、職業人として持つべき職業観、倫理観、コミュニケーション能力を身につけさせることで、それに対応した教育プログラムを設計・展開しています。
研究面、社会貢献の面においても、「情報の総合大学」にふさわしい開かれた大学となることを目指して、多くの努力を積み上げてきています。国際交流としては、中国・南京大学と提携した特色のある人材育成プログラムが平成19年から始まっており、中国語と日本語がわかる優れたIT人材が育って、国際的に活躍してくれることを期待しています。
1943年生まれ。1962年 北海道大学工学部卒業。1967年 北海道大学大学院工学研究科博士課程修了。1985年 北海道大学工学部電気工学科教授、1989年 北海道大学大学院工学研究科教授、2004年 函館工業高等専門学校校長、2006年 国立高等専門学校機構理事などを経て、2009年より本学学長に就任。