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医療情報学部 教授
診療情報管理士指導者

高橋 文先生高橋 文先生

高橋 文先生

PROFILE プロフィール
奈良女子大学理学研究科化学専攻修士課程修了、理学修士。東京大学医学部物療内科医学博士。帝京大学薬学部、医学部助手を経て江別市立病院医療情報管理室にて診療情報管理士業務。診療情報管理士指導者。論文:「死亡診断書の精度に関する研究」他
担当科目
診療情報演習, ゼミナールI, ゼミナールII, ゼミナールIII, 卒業論文, 分類法総論, 診療情報管理学I, 診療情報管理学II, 病院実習

先生に質問です!

Q 1.大学の先生になる前はどんなことをしていましたか?具体的にどんな仕事ですか?
A 診療情報管理士として、病院に勤務していました。診療情報管理士の業務範囲は多岐にわたっていますが、主に病名にコード付け(病気の分類)をし、専用のシステムを用いて登録することでデータベースを作成します。このデータベースを元に、疾病統計表の作成やデータ分析などを行っていました。
仕事をする中で思い出深いことがありました。約40年前の出産記録や薬害訴訟のための情報提供を依頼された時のことです。記録がきちんと整理されていて、ほどなく探し出すことができました。先輩方が、コンピュータが今ほど発達していない時代に、いつでも検索・抽出できるような仕組みを工夫し、診療情報の管理業務に当たって来られた努力をひしひしと感じました。
Q 2.大学ではどんな専門分野を教えていますか?
A 患者様の診療に関わる情報管理の実務や、診療データの解析・利用法などを教えています。診療情報管理士は、カルテそのものの管理に加え、すべての患者様のカルテをよく読んで診療内容の理解に努めます。また、カルテの記載漏れや死亡診断書の精度、術後感染率等の管理も仕事の対象となります。術後感染率や褥瘡(じょくそう=床ずれ)発生率などは病院の「医療の質」を表す指標とされており、「医療の質」を管理することは診療情報管理士の専門性を発揮する最も重要な部分です。診療情報管理士は病院の医療情報の中心に位置し、変化する医療情勢に素早く対応し、患者様に質の高い医療の提供を行うためには必要不可欠な職種なのです。
Q 3.具体的にどのような知識と技術が身につきますか?
A 医療情報学科では「医学・医療」「医療情報システム」「情報」の3領域の専門科目を履修します。診療情報管理士には診療記録をもとに医師と議論できる「医学・医療」知識が求められます。また、医療現場には病院特有の医療ネットワークシステムが導入され、24時間体制で稼働しており、医療情報技師には医療情報システム及び医療情報テクノロジーに精通した高い技能が求められます。医療情報学科のカリキュラムを通じ、これらに対応する力が身につけられます。
Q 4.その知識と技術は社会でどのように生かすことができますか?
A 医療機関では医療の効率化・透明化・標準化が進められています。医療機関では診療記録の適切な管理、入院患者についての疾病統計作成や診療情報の提供が求められます。また、患者様に質の高い医療サービスを提供するには安定した病院経営が不可欠です。昨年12月には全国の医療機関に、がん患者の情報提供を義務付ける『がん登録推進法』が成立しました。「医学・医療」の知識は診療情報管理や病院経営、さらにこのがん登録業務でいっそう生かされています。
Q 5.卒業生はどんな仕事についていますか?
A 病院や医院などの医療機関はもとより、医薬品・医療機器メーカー、卸、販売など民間の医療関連企業に広く就職しています。今年、診療録管理体制加算(厚生労働省告示)が変わるなど、要するに、より質の高い医療の提供を求める動きが加速していますから、診療情報管理士をはじめ、こうした人材はこれからますます強く求められます。
MESSAGE 受験生へのメッセージをお願いします
専門性の高い医学・医療情報の知識の修得に加え、医療情報分野における情報処理技術を身につけることが医療情報学科の教育目標のひとつです。本学ではiPadが学生一人ひとりに貸与され、授業中はもとより、自宅学習時も利用可能にして、学生の学力向上を計っています。同時に地域の医療機関や企業との連携に加え、中国、米国、タイ王国と国際交流協定を結び、海外の医療施設や医療情報関連企業で活躍できる人材育成を行っています。皆さん夢の実現に向けて頑張ってください。私たちも環境作りに全力を注いでいます。

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