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経営情報学部 教授
宇宙のスペシャリスト

渡部 重十先生渡部 重十先生

渡部 重十先生

PROFILE プロフィール
理学博士、東北大学。国内外の宇宙科学関連研究所を経験。火星探査機「のぞみ」や金星探索機「あかつき」の搭載機器設計と開発ほかNASA・JAXAとの共同ロケット打ち上げ、地球探査衛星開発等にスタッフとして参加。宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所ロケット委員会委員。国立極地研究所南極観測審議委員会委員。
担当科目
情報専門演習, 宇宙情報利用概論, コンピュータシステムI, コンピュータシステムII, ゼミナールI, ゼミナールII, ゼミナールIII, 卒業論文

先生に質問です!

Q 1.大学の先生になる前はどんなことをしていましたか?具体的にどんな仕事ですか?
A 大学を卒業後に相模原のJAXAで研究員になり、次いでカナダのヘルツベルグ宇宙物理学研究所、本学キャンパス内にある北海道情報技術研究所にもいました。いろいろな機関で宇宙に関する研究に取り組んできました。その後、東北大、北大で教鞭をとり、北海道情報大学に来ました。人工衛星やロケットにいろんな観測機器を載せて、地球を観測するといったことをやっています。金星探索機「あかつき」にも携わっています。
Q 2.大学ではどんな専門分野を教えていますか?
A 非常に幅広く、まずはロケットがなぜ飛ぶか、人工衛星とはどういうものか、素材、構造、電源をいかに確保するかなど多彩に学びます。特にその要となるコンピュータの役割を理解します。例えば温度管理ひとつでもコンピュータは絶対不可欠です。人工衛星が宇宙を漂っているとき、太陽光の当たる側の温度は200度以上、反対側はマイナス130度以下、この差を考慮して機体を管理・維持しなければなりません。惑星探査機の場合、地上からの指令が届くのに20分以上かかりますから、自律して諸々の状況に対応するコンピュータは重要な存在です。
Q 3.具体的にどのような知識と技術が身につきますか?
A 主に、宇宙で観測・測定したデータ(情報)の活用法です。台風や雷の発生・移動の様子、火山や津波など災害時の様子を瞬時に宇宙から得ることで、災害に対する対応策を練ることができます。また、GPSの原理を理解することでカーナビや最近出始めているGPSを利用した観光情報アプリなども作れます。
Q 4.その知識と技術は社会でどのように生かすことができますか?
A 人工衛星の開発や打ち上げに、数百社の日本の会社が関わっています。さらに多くの会社が,宇宙で取得したデータ(情報)やGPSを利用してビジネスを展開しています。北海道にも、多くの会社が宇宙を利用して活躍しています。
Q 5.卒業生はどんな仕事についていますか?
A いろんな分野に就職しています。JAXAや大学院に行った人もいます。ロケットを組み立てているのは民間企業です。数十万個ある部品を作っているのも民間企業です。そのような会社だけでなく、銀行に勤めた人や報道関係に就職した人もいます。カーナビの会社とか通信会社に採用された人もいます。宇宙の勉強をしたら、就職先は宇宙だけってことではないのです。
MESSAGE 受験生へのメッセージをお願いします
オープンキャンパスで、私はここまで紹介したような話をしています。みんな興味持ちますよね。はやぶさを例に挙げて、「どこが作ったか知っていますか?」なんてクイズを出したりもしています。JAXAの仕事、その他の民間企業の役割など、たくさんの人が宇宙開発に携わっていることをお話します。最先端科学の集積のようで、実は長年の勘なんていうのも案外大切だったりして、面白いでしょ。興味ある方はオープンキャンパスにぜひいらしてください。

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