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情報メディア学部 准教授
データリサーチのスペシャリスト

甫喜本 司先生甫喜本 司先生

甫喜本 司先生

PROFILE プロフィール
博士(理学)東京工業大学。証券会社勤務の後、北海道大学水産学部(助手)、東京大学経済学部(リサーチフェロー)。専門は時間的・空間的な現象の予測方法の検討と環境現象や経済現象への応用。日本航海学会論文賞(1993年)受賞。日本統計学会所属。
担当科目
確率・統計I, 確率・統計II, 基礎数学

先生に質問です!

Q 1.大学の先生になる前はどんなことをしていましたか?具体的にどんな仕事ですか?
A 証券会社の研究所で投資技術の研究と開発に従事していました。当時はデータに基づく経営戦略という考え方があまりなかった時代でしたが、所属した研究所では国内外の経済や金融に関するデータを幅広く整備して、データに基づく科学的な投資戦略を検討していました。私はこの戦略を実行するモデルを開発するプロジェクトメンバーの一員として、国内の証券市場の特徴に関する調査、株価の変化に関する実証分析をはじめとした検討結果をもとにし、投資運用を行うモデルの開発に携わりました。その後は、データリサーチをもっと深く研究しようと、北大、東大で研究に没頭していました。
Q 2.大学ではどんな専門分野を教えていますか?
A 「データの利活用技術と実現象への応用」がテーマです。簡単に言うと、ある目的のためにデータを集め、分析を通して新しい知恵を生み出すということですが、それを自分の思惑だけで行ってしまうと、科学的な説得力を持つものにはならない可能性があります。このため、学術的な基盤としての統計学及び確率論の基礎を身につけ、その上で具体的な(自然、環境、金融)現象を題材として、データ収集・統計計算を行い、結果をどのように理解するかについて統計の観点より考えていきます。このようにデータの入手・加工から分析、結果の評価までの全体の枠組みのことを「データ科学」と呼ぶようになっていますが、この教育を目指しています。
Q 3.具体的にどのような知識と技術が身につきますか?
A まず、電卓を使って実際のデータを統計計算しながら「統計的なものの見方や考え方」を学びます。次に、統計の方法を開発する基盤としての「確率の考え方」と、その数学的背景について学びます。並行して、実際のデータを題材に、統計解析に取り組みます。これらの経験を通して、さまざまな現象の関連性や今後の見通しなどを、科学的に推測する力を身につけていきます。
Q 4.その知識と技術は社会でどのように生かすことができますか?
A 最近では「ビッグ・データ」という言葉が注目され、企業の業務や経営戦略においてデータを利活用する機会が増えています。このような背景の下で、統計計算のソフトウェアを高度なレベルで使いこなせる技術者は増えているものの、統計分析の結果を適切に評価しながら新しい企業戦略に結びつける能力を持つ人材(データ・サイエンティスト)については十分とは言えないのが現状です。高度な計算技術と、データを柔軟に分析するための統計的な思考力を併せ持つことによって、データから新たなビジネスチャンスを創出することが可能になると思います。
Q 5.卒業生はどんな仕事についていますか?
A 統計技術はインターネットから入手できる膨大なデータを利活用する技術として、産業界においてもその可能性が注目されるようになりました。最近では、ウェブサービス事業者、通信事業者、流通、金融をはじめとした特定業種ばかりではなく、社会インフラの整備においてもデータの利活用技術を持つ人材が求められており、卒業後は多方面における活躍が期待されます。
MESSAGE 受験生へのメッセージをお願いします
データを科学的に分析する技術は、インターネットの普及とともにますます発展させていく必要があります。情報技術に関心のある皆さんがこの新しい分野の基礎を本学で学び、社会において活躍されることを願ってやみません。

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