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古川 正志

経営情報学部 システム情報学科 教員

古川 正志 先生 Masashi FURUKAWA

所属
経営情報学部 システム情報学科
職名
教授
紀要委員長

2016/05/27 更新

研究室
306
担当する授業
コンピュータ・システム I,離散数学 I,II, 数値計算
ゼミの概要
ゼミでは,インターネットのような巨大なネットワークを目に見えるようにCG化したり,コンピューター内に地球環境と同じような空気,水,重力の場を作り,その中で生物を進化させたり成長させるシミュレーション(この技術を人工生命といいます)プログラムを作り,生物やロボットの在り方を学んだり,世界を一周旅行する時の最短経路を解く方法のプログラムを作成したりしています. ネットワークの見えるかは東日本大震災の時のツィッターのやり取り(図)を解析したり,商品の推薦システムの作成に役立ちます. 図では,何人かの発信者を多くの人がフォローしていることが分かります. 人工生命の勉強は,映画のCGアニメーション作成,ロボットの設計シミュレーションに使用されたりします. 最短経路を解く問題は,カーナビの問題やコンビニのトラックの配送問題として現実社会に利用することができます. また,勉強のみではなく他大学と合同の夏合宿や四季折々の行事にちなんだ懇親会行事も行なっています.
研究分野
複雑ネットワーク,人工生命,ナチュラルコンピューティング,ニューロエボリューションとディープラーニング,物流システムの開発
専門及び
研究内容
複雑ネットワークでは,インターネット徘徊ロボットをはなして,ネットワーク上のつながりデータを集め,そのつながりを解析したり可視化する研究を行っています.
ナチュラルコンピュティングでは,トラックがどうしたらすべての顧客先を最短経路(時間)で廻って来られるかという問題や,遺伝子を現実世界の問題に当てはめて色々な組合せを最適にできるかという方法を研究しています.
この研究は国際学会で最優秀論文賞を受賞しています.
人工生命では,ナウシカの8枚バネの巨大トンボは地球上で飛べるかとか,ダビンチのヘリコプターは本当に空を飛ぶのかといった人工生命の問題を,ニューロエボリューションと呼ぶニューラルネットワークを使用して研究しています.
最近,私達が開発した複合行動獲得ニューラルネットワークが,今,注目されているディープラーニング(深層学習)と関係がありそうだと分かってきて,その検討をはじめています.
略歴
1971年3月 北海道大学工学部精密工学科卒業
1973年3月 北海道大学大学院工学研究科修士課程修了
1973年4月 旭川工業高等専門学校助手
1976-1977年 米国コーネル大学工学部機械航空学科NSF研究員
1978年1月 同助教授
1981-1982年 英国イーストアングリア大学計算幾何学プロジェクト客員教授
1996年1月 同教授
2006年4月 北海道大学大学院情報科学研究科教授
2012年3月 同退職
2012年4月 同名誉教授及び特任教授
2013年3月 同特任教授退職
2013年4月 北海道情報大経営情報学部教授.現在に至る
学位
工学士(1971年,北海道大学大学)
工学修士(1973年,北海道大学大学)
工学博士(1981年、北海道大学大学)
主な研究業績
著書:
・古川正志,渡辺美知子,川上敬,木下正博,山本雅人,鈴木育男,ナチョラルコンピューティングとメタヒューリステックス.コロナ社,(2012)
・古川正志,荒井誠,吉村斎,浜克己:システム工学,コロナ社,(2000)

論文:
・古川正志,小川純,山本雅人,渡辺美知子,沢井茂,北海道情報大学紀要,バイオマス海藻の流動シミュレーションモデル,Vol.27, No.1, pp.17-28(2015)
・古川正志,小川純,山本雅人,渡辺美知子,沢井茂,北海道情報大学紀要,確率的構成モデルに基づく海洋植物群の成長パターンとその制御,Vol.27, No.1, pp.29-40(2015)
・Jun Ogawa, Hiroyuki Iizuka, Masahito Yamamoto, and Masashi Furukawa, A Novel Approach to Quantitative Evaluation of Tangle Formations for Seaweeds in Stirrer Cultivation, Journal of Robotics and Mechatronics, Vol.28, No.1, February 20, pp. 40-49 (2016), doi: 10.20965
・Kenichi Minami, Hiroyuki Iizuka, Masashi Furukawa, Masahito Yamamoto, Proposing Storage Location Assignment Using Self-Organizing Map on Network Topology, Transactions of the Japanese Society for Artificial Intelligence, Vol. 30, No.6 (2015) 01/2015; DOI: 10.1527/tjsai.30-6_JWEIN-H
(南 賢一, 飯塚 博幸, 古川 正志), 山本 雅人ネットワークトポロジーを考慮した自己組織化マップによる商品配置方法の提案,人工知能学会誌,No.1 (2015) )
・un Ogawa, Masahito Yamamoto, and Masashi Furukawa, Estimation of Seaweed Twist Based on Diffusion Kernels in Physical Simulation, the Journal of Advanced Computational Intelligence and Intelligent Informatics, Vol.18, No.5 pp. 823-829 (2014)
・Yasumasa Tamura, Hiroyuki Iizuka, Masahito Yamamoto, Masashi Furukawa, Application of local clustering organization to reactive job-shop scheduling, Soft Computing, online, Springer link (2014) DOI 10.1007/s00500-0014-1416-4
・三上剛,米澤一也,小島洋一郎,山本雅人,古川正志,重度の閉塞型睡眠時無呼吸症候群の鑑別を目的とした上気道MRI の画像解析とその有用性,医用画像情報学会雑誌,Vol.31, No.1, pp.13-18(2014)
・古川正志,岩館健司,鈴木育男,山本雅人,渡辺美知子,人工生物の群れ行動のモデリングとその行動獲得,計測自動制御学会会誌,計測と制御,第52巻第3号,pp. 1-6,(2013)
・Jyun Ogawa, Ikuo Suzuki, Masahito Yamamoto and Masashi Furukawa, Control of water flow to avoid twining of artificial seaweed, Journal of Artificial Life and Robotics, vol.17, No 3-4, pp. 383-387 (2013) DOI 10.1007/s10015-012-0084-7
・Masashi Furukawa, Michiko Watanabe, Akihiro Fukumoto, Ikuo Suzuki, and Masahito Yamamoto, SWIMMING ANIMATS WITH MUSCULOSKELTAL STRUCTURE, IADIS International Journal on Computer Science and Information Systems, Vol. 7, No. 2, pp. 152-164, ISSN: 1646-3692 (2013) (best paper of IADIS’12)
・Ryosuke Ooe, Ikuo Suzuki, Masahito Yamamoto, and Masashi Furukawa, Study on evolution of the artificial flying creature controlled by neuro-evolution, Journal of Artificial Life and Robotics, vol.17, No 3-4, pp. 470-475 (2013) DOI 10.1007/s10015-012-0084-7
・山本雅人,小笠原寛弥,鈴木育男,古川正志,東日本大震災寺のTwitterにおける情報伝搬ネットワーク,情報処理,Vol. 53, No. 11, pp.1184-1191 (2012)
・Keiu Harada, Ikuo Suzuki, Masahito Yamamoto, and Masashi Furukawa, Analysis of Neural Network of C.elegans by Converting into Bipartite Network, International Journal of Artificial Life Research, Vol. 3, No. 1, January-March, pp. 11-22 (2012)
・Masashi Furukawa, Mokoto Morinaga, Ryosuke Ooe, Michiko Watanabe, Ikuo Suzuki, and Masahito Yamamoto, “Behavior Composed” for Artificial Flying Creature, Journal of Advanced Computational Intelligence and Intelligent Informatics, Vol. 5, No. 7, pp. 838-845 (2011)
他多数

翻訳:
 ・ワッセルマン(嘉数侑昇,古川正志,森川 一訳):ニューラル・コンピューティング-上級編-,森北出版,(1998)
所属学会及び
各種委員
日本機械学会,精密工学会,情報処理学会,計測自動制御学会などの会員.情報処理学会北海道支部長,精密工学会秋季大会実行委員長,精密工学会北海道支部長,日本機械学会ロボットメカトロニクス部門講演会実行委員長等を歴任
表彰関係
・精密工学会北海道支部活性化功労賞,(精密工学会北海道支部,2014年8月30日)
・The 14th International Symposium on Advanced Intelligent Systems (ISIS2013) Best Paper Award(Kenji Iwadate, Michiko Watanabe, Ikuo Suzuki, Masashi Furukawa, Masahito Yamamoto,ISIS2013 Program Committee, 2013)
・情報処理北海道シンポジウム2013学術研究賞(利根川凛,山本雅人,古川正志,情報処理学会北海道支部,2013年)
・第12回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2011)優秀講演賞(大江亮介,鈴木育男,山本雅人,古川正志,益社団法人計測自動制御学会,2011年)
・第12回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2011)優秀講演賞(小笠原寛弥,鈴木育男,山本雅人,古川正志,益社団法人計測自動制御学会,2011年)
・日本機械学会ロボメックメカトロニクス貢献賞(日本機械学会ロボメックメカトロニクス部門,2011年)
・旭川市開村120周年記念産業功労賞(旭川市,2011年)
・情報処理北海道シンポジウム2011優秀ポスター賞(辻本陽平,一般社団法人情報処理学会北海道支部,2011年)
・情報処理北海道シンポジウム2011研究奨励賞(岩崎幸安,一般社団法人情報処理学会北海道支部,2011年)
・情報処理北海道シンポジウム2011研究奨励賞(小川純,一般社団法人情報処理学会北海道支部,2011年)
・計測自動制御学会システムインテグレーション部門 SI2010優秀講演(岩根慎二,鈴木育男, 山本雅人, 古川正志,公益社団法人計測自動制御学会 システムインテグレーション部門,2010年)
・情報処理学会北海道支部学術研究賞(本庄将也,鈴木育男,山本雅人,古川 正志,情報処理学会北海道支部,2010年)
・情報処理学会北海道支部研究奨励賞(小笠原寛弥,鈴木育男,山本雅人,古川 正志,情報処理学会北海道支部,2010年)
・情報処理学会北海道支部研究奨励賞(市瀬光生,鈴木育男,山本雅人,古川 正志,情報処理学会北海道支部,2010年)
・情報処理北海道シンポジウム2009研究奨励賞(萬谷和之,社団法人情報処理学会北海道支部,2009年)
・情報処理北海道シンポジウム2009研究奨励賞(福本晃宏,社団法人情報処理学会北海道支部2009年)
・情報処理北海道シンポジウム2009ポスター賞(茂尾亮太,社団法人情報処理学会北海道支部,2009年)
・2009年度精密工学会春季大会ベストプレゼンテーション賞(坂本延寛,社団法人精密工学会,2009年)
・2009年第8回複雑系マイクロシンポジウム優秀プレゼンテーション賞(大江亮介,北海道エージェントスケジュールプロジェクト)
・2008年度計測自動制御学会システムインテグレーション部門第9回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会優秀講演賞(岩田泰士,計測自動制御学会システムインテグレーション部門,2008年)
・2008年度精密工学会秋季大会学術講演会 ベストプレゼンテーション賞(米陀圭佑,精密工学会,2008年)
・2008年度精密工学会北海道支部学術講演会 優秀プレゼンテーション賞(高橋麻希子,精密工学会,2008年)
・平成22年度情報処理学会北海道支部技術研究賞(情報処理北海道シンポジウム,2010年)
・平成21年度情報処理学会北海道支部技術研究賞(情報処理北海道シンポジウム,2009年)
・SI2010優秀講演賞(第11回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会,2010年)
・日本機械学会フェロー(日本機械学会,2006年)
・SI2004ベストセッション講演賞(第5回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会,2004年)
・The First Runner-Up Award (ANNIE'04, Intelligent Engineering Systems through Artificial Neural Networks,2004年)
・The Forth International Conference on Advanced Mechatronics Award, Best Paper in a Field of Information Technology (The Forth International Conference on Advanced Mechatronics Chairman of Organizing Committee and Chairman of Program Committee,2004年)
・2002年度精密工学会春期全国大会ベストオーガナイザー賞(精密工学会,2002年)
・機械学会感謝状(校閲委員)(日本機械学会,2001年)
・International Conference of Factory Automation and Intelligent Manufacturing 2000 Outstanding Services FAIM Award, (FAIM2000 Committee,2000年)
地域協力・
産学連携
複雑ネットワークに関する研究,構内物流スケジューリングの最適化,ものつくりの歴史に関する講演,人工生命に関する講座の講師
社会活動
旭川ICT協議会会長,2013年度全国高専プロフラミングコンテスト特別審査委員

どんな専門分野を教えていますか?

この10年程,巨大なインターネットを解析する仕事をしていました.
ネットワークは,頂点と線で人のつながりや,組織のつながりを表すものです.
このための基礎となる科目として,離散数学 I と II を専門分野として教えています.
また,3次元CADを開発する仕事をしていましたので,ゼミナールではCGやCGアニメーションの作り方も教えています.

大学の先生になる前は何をしていましたか?

国立高専,国立大学の先生をしていました.
若い頃は,コンピュータに機械を自動的に設計させるにはどうするべきかを考えていました.
出身大学の研究室と共同研究を行なっていたのですが,その成果は世界で始めての3次元CADの発明になりました.
3次元CADは今の3次元プリンターの元データを作るシステムです.
コンピュータに設計を行わせるという夢は,人工知能の研究,人工生命の研究とつながりました.
でも,まだコンピュータに機械を設計させるという夢は実現されていません.
この夢は,今,2045年シンギュラーティ問題となっています.
2045年シンギュラーティ問題とは,コンピュータがある時点から人間の知性を超える知性(超知能)をもつ,あるいは,自身で自身の知性を超えるコンピュータを作り始めるという問題です.
長年抱いていた夢が,実は,こんな大問題となってくるとは,思ってもいませんでした.

高校生へのメッセージ

車を上手に乗り回す人と,車を設計し作って行くための勉強は異なります.
同じように,コンピュータのアプリを上手に利用したり,WEB やゲームを使いこなせるのと,アプリを実際に設計したりWEBのシステムやゲームを設計する勉強は異なります.
でも自分たちの作ったアプリが人の役に立つことは大変やりがいがあります.
そのためには,高校迄と同じでこつこつと勉強することが必要になります.
でもプログラムが完成した時の,「やった」という気持ちは一度覚えると忘れられるものではありません.
それが次の勉強への支えとなります.
情報大で「ヤッターマン」を目指して下さい.

担当する授業

  • コンピュータ・システム I,離散数学 I,II, 数値計算

趣味

趣味はフェンシングです.
大学でキャプテンをしていましたが,アメリカのコーネル大学で一年間フェンシングを学び直しました.
情報大でクラブができれば,指導したいと思います.
テニスも趣味です.
本では宮城谷昌光の本を繰り返し読んでいます.
中国の戦国時代の話は,三国志に比べてもひけを取らない面白い話がでてきます.

フォトアルバム

  • ローマの学会の空いた時間に
  • 黄山にて(中国)

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