アントレプレナーシップ(起業・スタートアップ人材育成枠)|北海道情報大学 入試・受験生サイト

INTERVIEW

多様なフィールドで
世の中のアップデートに
挑む先輩たち

先端経営学科・在学中に起業

NFTに新たな
ユースケースを提供し
国内に普及したい

株式会社Seretan
CZO 柴田 しょうさん

事業内容

  • NFTゲームの制作
  • 多機能型プラットフォームの開発

Career Step

高校3年生
友人とWeb制作会社起業

2021年4月
北海道情報大学入学

2022年8月
在学中に起業

「学生である」という強味を
最大限に活かす

まずは学業との両立で大変なことはなんですか?

NFTや暗号通貨といったweb3.0の業界は、動きが激しい分野です。それに加え、スタートアップであるため、急なミーティングと大学での活動が被ることがよくありました。もちろん学業優先ですが、そのせいで歯がゆい思いをすることが沢山あります。

そもそも起業した経緯を教えてください

もともと好奇心が強く、面白そうなことは何でも挑戦する性格で、高校時代には友人と共同でweb制作会社を立ち上げました。大学入学後は、NFT×メタバースのオークションイベントを企画したり、「アンプレトーク」がきっかけで、から揚げ販売のキッチンカーの立ち上げなど行いました。そんな中、アンプレの先輩との繋がりで起業家の方に「新しい会社作るから来ない?」と誘われ今に至ります。

情報大の学びで活きている事はなんですか?

マーケティングやマネジメントなど、大学で学びながら実際の業務に役立つ学びがあります。特に会計や簿記の知識は、キッチンカー経営やビジネス設計をする際に役立ちました。また、情報大では経営者として実際のビジネス経験をもっている教授がいるため、教科書に載っていない生の情報を入手しやすい環境があることも大きな利点です。

日本とNFTとの距離を縮め、
日本の産業を盛り上げたい

起業する事で社会の何を解決したいですか?

国内にNFTが浸透していない事がもったいない!NFTは日本が誇るアニメ・マンガとの相性が良く、新しい産業として世界に打って出られるポテンシャルがあります。経済産業省ではweb3.0政策推進室が設置され、TVニュースなどのメディアでも特集が組まれるなど、国内でもNFTを推し進める気運が高まってきています。
しかし、国内ではまだまだ浸透しておらず、「NFTって何?」というような反応を示す方が多いです。そのため、NFTに新たなユースケースを提供し、web3.0やブロックチェーンをもっと身近に感じてもらえるように活動しています。

Message

Message

「起業したい!」と言うと、親や友達、先生など周りの人から「それはやめておけ」「そんな簡単じゃない、必ず失敗する」「失敗して借金したらどうするの」というようにネガティブな反応が返ってくることがあります。しかし、それは気にする必要はありません。お金のかからない起業の仕方もありますし、失敗しても経験を得ることができます。更に若い学生の内は失敗してもリカバリーできます。失うものが少ないので、今が旬とも言えるでしょう。

もし、本気で起業したいのであれば、不用品を売ってみるなど、まずは自分の力で100円からでも稼いでみると良いと思います。それから起業家の集まるコミュニティに参加してたくさん声をかけ、メンターを探してください。人の繋がりが、後々ものすごい化学反応を引き起こすことがあります!

情報メディア学科・就職後に起業

北海道での映画づくりが
当たり前になる
未来をめざして

合同会社SIRIUS VISION
代表 矢吹 龍太郎さん

事業内容

  • テレビ・YouTubeの番組制作やWebCM・ドローン撮影など映像制作。
  • デジタルサイネージの筐体レンタル販売・コンテンツ制作。
  • 映画制作のプロダクト参加。

Career Step

2018年3月
北海道情報大学卒業

札幌映像プロダクションへ入社
テレビCM・映画紹介番組・どさんこワイドなどの番組ディレクターを約4年間務める

2022年3月
起業

テレビ業界で
映像制作全般を学ぶ

卒業後の進路を教えてください。

在学中に映像のゼミで短編映画を撮ったきっかけから、卒業後も映画制作に関わりたいと、映像制作全般のノウハウが学べる在札テレビ局のグループ会社である映像プロダクションに入社。また、アシスタント・ディレクターからディレクターに昇格するまでに、東京では7~8年の経験が必要とされる中、札幌では人手不足もあり早く昇格できると業界の先輩から聞き、いち早くディレクター経験を積みたいと札幌で就職しました。

映像プロダクションから起業のきっかけは?

ディレクター業務が4年過ぎた頃から、新たな学びよりも効率化の段階に入ったのを感じ、次の段階へ進もうとした時、まだ映画制作の波は北海道に届いていませんでした。
そこで、テレビの番組制作とデジタルサイネージ事業で新たな輪を作りつつ、”北海道にいながら映画制作を可能にする”という3本柱で起業しました。

プロダクション所属時と起業の違いは?

会社に所属していると外部との関わりが仕事を受けるか頼むかだけの関係になりがちで、 横のつながりが希薄でした。そのため、起業時は自分だけのクライアントや一緒に制作できる仲間を見つけることが大変でした。せっかく仕事を取ってきても自分1人だけではこなせず、信頼できるフリーのスタッフも少ない。今まで同僚や先輩に恵まれていたからこそ、喜んでもらえる映像制作が出来ていたんだと実感しました

起業は北海道発の
映画作品を発信する手段

起業したことで社会の何を解決したいですか?

起業することが目的だった時期は一度もなく、手段として起業を選びました。
その結果、北海道における映画との関わり方が単なるロケ地としてではなく”プロダクトチームがいるから北海道で作る”というように変化して行ってほしいと思っています。
映画は広告ではなくスポンサーありきの番組でもない、地域や役者・クリエイターの技術や魅力を発信出来る総合芸術作品だと思っています。それが北海道から沢山発信されるようにしていきたいです。

今後の夢や目標などについて教えてください。

美味しいものやキレイな場所を探したときに北海道の映像が出てきたと実感できるよう、北海道で沢山の映像作品が生まれて全国・全世界に発信されていくような環境にしていきたいです。

Message

Message

何のために起業するのか、起業が目的にならないようにしっかりと他の手段も考えた上で選んで欲しいです。会社員と違い責任は自分にしか無い。それでもやりたいことのために起業を選んだ時、熱意に人は集まってくるはずです。自分のプロジェクトに関わった人が「またやりましょうね」と言ってくれたら、次に繋がります。まずは一番近くの人たちが喜んでくれること、その輪に入りたいと思う人を増やすことが大事だと思います。

やりたい事がまだ見つからないという人は全然興味がない分野のイベントにお金を払って足を運んでみて下さい。無料のブログやネット記事ではなく、有料の本を読んでみて下さい。1円でも人からお金をもらうということは、誰かが本気で価値を作り出しているということだと思います。起業はとても簡単で誰でも出来ますが、継続するのは非常に難しいです。何がお金になるかではなく、お金を払う価値のあるものはどんなものかを実感できれば、何がやりたいかが見えてくると思います。それは”今できること”の中にはおおよそ無いはずです。