HIUブレイン|北海道情報大学
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HIUブレイン

北海道情報大学のAI講師「HIUブレイン」スタート
通信教育の学びを変える

HIUブレインの概要

 本学は、生成AIを活用した通信教育部の新学習システム「HIUブレイン」を開発しました。2025年度後期(10月〜)より、4科目で本格的な運用を開始しています。
 HIUブレインは、学生一人ひとりの習熟度に合わせてAI講師と対話しながら学習を進める、国内初の画期的なシステムです。大学名(Hokkaido Information University)の頭字語「HIU」と頭脳を意味する英単語「Brain」を組み合わせて命名されました。

HIUブレイン開講科目

 HIUブレインの運用が始まったのは、通信教育部の次の4科目です。
 「データマイニング~数理とPythonでデータサイエンス・AIを学ぶ」越野一博教授
 「データ解析入門~大規模データ時代の基礎」 内山俊郎教授
 「コンピュータシステムⅡ~ITに関する基礎的知識を身につけよう」栗原純一教授
 「宇宙への挑戦~宇宙開発のこれまでとこれから」 佐藤隆雄准教授

HIUブレインの特徴

 HIUブレインの最大の特徴は、学生がAI講師にリアルタイムで質疑応答できる点です。従来の通信教育では、自宅でテキストを使って自学自習する「印刷授業」が中心で、学習中に生じた疑問をすぐに解決するのが難しいという課題がありました。HIUブレインはこの課題を解消し、AI講師との対話を通じて理解を深める双方向型の学習を実現しています。
 授業では、担当教員のアバターが登場して視覚的にわかりやすく説明するほか、プログラミングを支援するAIアシスタントや、受講者と同じ目線で相談できるバーチャル・クラスメイトも加わり、教室で仲間と学ぶような雰囲気をオンラインで再現しています。

HIUブレイン開発までの道のり

 HIUブレインは、越野一博教授を中心に、eDCグループのメディア教育センターの技術者と連携して開発されました。ハルシネーション(AIが誤った情報を生成)しないよう、教員が作成したシラバスや授業資料を蓄積し、回答の精度向上に努めています。
 2025年度前期には、通学課程の授業や北海道情報専門学校の通信教育部生による利用テストも実施されました。使いやすさ、学習への役立ち度、回答の自然さに対して高い評価を得ました。特に「とても役に立ちそう」「役に立ちそう」との回答は、2回のテストでいずれも9割以上に達しています。

HIUブレインのここがすごい!

 生成AIの進化に伴い、国内外の大学などで活用が進んでいます。そうした中でも、HIUブレインは独自のアイデアや工夫が盛り込まれています。
 中でも、ペルソナ(性格や知識レベル)が異なる複数のバーチャル・クラスメイトや3Dモデルの教員アバター、キーワード達成率を自動表示し学習促進につなげる可視化、受講者の理解度に応じた問題出題などは、他では見られない機能です。また、今後の計画として、学習支援に加え、大学への申請をはじめとする各種手続きを24時間体制でサポートするAI職員の導入も、学生にとって大きな助けとなる予定です。

北海道情報大学と通信教育
 北海道情報大学は1989年度に開学し、緑豊かな北海道江別市のキャンパスで約1,700人が通学して学んでいます。94年度には通信教育部(経営情報学部)を開設し、現在では全国の約3,200人が在籍しています。通信教育の学生数は全国有数の規模で、30年以上前から情報通信技術(ICT)を活用するなど、常に時代の最先端技術を駆使してより良い学習システム作りを推進しています。


お問い合わせ先

北海道情報大学 通信教育部
TEL:011-385-4004
E-mail:t_koho@do-johodai.ac.jp