大学院
より高度な専門知識と情報スキルを追究する
実践的4分野を展開
本学の大学院経営情報学研究科は1996年、創造性豊かな研究者や、先端科学技術の発展に貢献できる人材の育成を目的に開設しました。情報社会の急激な進化・変革に対応しながら教育・研究を実践し、デジタルビジネス・マネジメント分野、システムデザイン分野、クリエイティブメディア分野に加え、2023年度からメディカル・ヘルスケアIT分野を開設し、4つの研究分野を展開します。各分野の専門知識を修得するとともに、それらの応用を実践的に追究できるカリキュラムを用意し、ますます加速する情報社会においてリーダーシップを発揮できる人材の育成をめざします。
研究所長からのメッセージ

自分の強みを磨き上げる
宝物のような時間を過ごしましょう
近年の情報化社会の動きはあまりに早く、その真っ只中で自らの人生を切り開いていく皆さんには、かつてとは違った価値観に対応していく能力が求められています。多様性が尊重されるようになり、その中で自分の存在価値を高めるためには、セルフプロデュース・セルフブランディング等の言葉に代表されるように、個人のあり様を深く考えていく必要があります。大事なのは「自分の強みが何であるか」ということであり、またそれを更に強化させていくことです。皆さんの強みを磨き上げる場、それが大学院です。
平成8年(1996年)に開設した本学大学院は、社会や時代の新しい動向に応えて活躍する多彩な人材の育成を目指しています。そのためには、社会に貢献できる高度な専門知識・技術力、深い見識と専門分野に立脚した論理的思考力・表現力・コミュニケーション能力、当該分野の専門知識にとどまらない広い分野の見識、継続的・発展的な自己啓発能力が必要です。本学大学院で、これらの知識を獲得し能力を培いながら、自分の強みを把握して発展させることを期待しています。
大学院では、自らの学修・研究に存分に力を注ぐという、贅沢な時間を持つことができます。学部生は勿論のこと、社会人の方もこのかけがえのない宝物のような時間を是非手に入れてください。大学院での様々な活動の中で、しっかり自分の強みを認識し、変化の激しい時代でも流されることのない確固とした自信を勝ち得ましょう。
研究科長 高井 那美
実践的4分野

デジタルビジネス・マネジメント分野
新時代のビジネスを 遂行できる高度専門 職業人の育成
IoTやAI、ビッグデータの活用など、デジタルビジネスを支える技術やその本質を正しく理解するために、より実践的な内容に基づく研究を行います。同時に、さまざまなケーススタディを通して、現代企業に求められる戦略構築のキーポイントとなる経営学・会計学の研究を進め、新時代のビジネスを遂行できる高度専門職業人の育成をめざします。
システムデザイン分野
システム、ネットワーク、 情報処理の可能性を 徹底追及
システム設計の実践技術、ネットワーク技術、情報処理技術を徹底研究し、それぞれの国家資格に結びつく知識と技術の獲得をめざします。本学が誇る質の高い演習環境を最大限に活用し、理論を裏付けるスキルを持ったスペシャリストを育成していきます。
メディカル・ヘルスケアIT分野
医療・健康情報の利活用を 通じて社会ニーズへの ソリューションを提供
診療・診断等のデジタル化や医療・健康情報のビッグデータの活用等、情報化が加速するメディカル・ヘルスケア分野における最先端の専門知識と分析スキルの修得を通じて将来を担う高度専門職人材(医療情報エキスパート)の育成をめざします。
クリエイティブメディア分野
情報メディアの 新領域開拓に チャレンジ
近年ますます大きくなる情報メディアへの可能性と期待。この分野では創造的な内容にあふれたコンテンツ制作に向けて情報(IT)・メディア(媒体)知識と技術を高めます。画像処理、映像、画像、知識/知能メディア、メディアデザインなどクリエイティブ実践に取り組みます。
研究科名 | 経営情報学研究科 |
専攻名 | 経営情報学専攻 |
入学定員 | 15名 |
収容定員 | 30名 |
学位 | 修士 |
2022年 学生便覧
カリキュラム
北海道情報大学大学院経営情報学研究科(修士課程)
修士論文・特定課題研究評価基準、学位審査について
1.修士論文・特定課題研究評価基準
下記(1)~(6)の評価基準すべてについて、修士論文又は特定課題研究(以下「学位論文等」という。)として水準に達していると認められるものを合格とする。
- 研究テーマの適切性
研究目的が明確で、課題設定が学位論文等として適切になされていると判断されること。 - 情報収集の度合い
当該テーマに関する先行研究または類似研究についての十分な知見を有し、立論に必要なデータや資料の収集が十分に行われていると判断されること。 - 研究方法の適切性
研究の目的を達成するためにとられた方法が、データ、資料、作品などの処理・分析・解釈の仕方も含めて、適切かつ主体的に行われていると判断されること。先行研究または類似研究に対峙し得る発想や着眼点があり、それらが一定の説得力を有していると判断されること。 - 論旨の妥当性
全体の構成も含めて論旨の進め方が一貫しており、当初設定した課題目標に対応した、明確かつ独自性を有する結論が提示されていると判断されること。 - 学位論文等の構成
次の各項の要件を満たし、全体を通じて学位論文等としての体裁が整っていると判断されること。- ア.学位論文等の題目が適切であること
- イ.研究の背景が記述され、研究の目的が明確に示されていること
- ウ.研究方法が記述されており、目的に沿った方法であること
- エ.結果が図表等を用いて適切に示されていること
- オ.考察が結果に基づいて適切に導き出されていること
- カ.目的に対応して結論が適切に導き出されていること
- キ.引用文献が適切に用いられていること
- 研究者倫理
研究活動、学位論文等及びその発表に関して、適切な倫理的配慮がなされ、研究活動における不正行為がなされていないと判断されること。
2.学位審査体制・方法
手続きの詳細は、免許状を申請する教育委員会へ各自で問い合わせてください。本学では、必要に応じて各種証明書を発行いたします。
なお、教育委員会によっては、個人申請の手続きを一定期間受付しない場合がありますので、注意が必要です。