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教員一覧

明神 知特任教授

Satoru MYOJIN

所属:
経営情報学部 先端経営学科
職名:
特任教授

研究室

304


担当する授業

情報システム学概論ⅠⅡ、ソフトウェア工学、デジタルマーケティング、ネットワークとセキュリティⅠ、情報システム特別講義、プロジェクトトライアル(サービスデザイン+アジャイル開発)
(大学院)デジタルビジネスメソドロジー、ITプロジェクトマネジメント


ゼミの概要

「サービスデザイン思考によるデジタルビジネスの創造」:
コンピュータが私たちのあらゆる生活に入り込んだ新しい社会の次世代のビジネスの創り方を教えています。その手法はデザイナーの手法を取り入れた「サービスデザイン思考」。先端経営のビジネスは、あふれるデータの中から意味を見出して「情報」にして、そこから有用な「知識」へと体系化することを学び実践します。また、3年生から大学院生までの明神ゼミ全体で「ディープラーニング G検定」テキストの輪読をします。これはデジタル変革(DX)に欠かせない人工知能(AI)の基礎を学びAIビジネスを創り出すための基礎知識とします。
3年生では、「サービスデザイン思考」を自分の好きなテーマで実践しながら修得します。夏休みには函館やタイの大学との合同ワークショップにも参加します。
4年生では就職先の企業や組織の経営課題を解決する新しいビジネスやサービスをデザインして卒業論文にしていきます。ここで生み出したビジネスモデルは積極的にアイデアソン、ハッカソンなどコンテストに応募し、国内あるいはエストニアでの起業にも挑戦します。
4年生のテーマ例としては、「次世代ビジネスホテル」「次世代バイト紹介ビジネスモデル」「地方都市のデジタルビジネスによる活性化」「次世代ファッションビジネス」「SNS誹謗中傷の対策サービス」など
 情報サービス業界は大変革期です。そこで求められるのはお客さんと一緒に新たなビジネスを創り出していくイノベーションを担う人材です。
 このゼミでは、人生百年時代に必要なイノベーション人材の三つの素養、
・こだわりの人で夢中になることを持っている人(自分を知っている)
・好奇心旺盛で他の領域にも関心を持ち他の人から良いところを引き出せる人(人的ネットワーク)
・新たな領域へのオープンな態度(失敗から学ぶ姿勢)
を求めますが、今はなくても最終的には夢中になる何かを見つけて未来を創る人になって欲しいと思います。
修士の学生に対して、以下の論文指導を行いました。
・売上予測による材料発注の適正化
・Twitterにおける誹謗中傷のUI改善と予防による対策の提案
・個人別の栄養を配慮したフードデリバリーサービスの提案

2022/07/26更新

  • 経歴・業績
  • メッセージ
  • 研究分野

    デジタルビジネスメソドロジー、ヘルスケアサービス、情報連携セキュリティ基盤、エンタープライズ・アーキテクチャ(EA)、システムダイナミクス、ビジネスイノベーション、情報セキュリティ・アーキテクチャ、サービスデザイン思考、ソフトウェア工学、教育工学

    専門及び研究内容

    「計測と制御」を一貫して進めるために関係者の合意形成に「モデル」の構築を行ってきました。デジタルビジネスは、関連する全体(システム)を考えて新しいビジネスを考えることです。そのシステムは「ある目的のために関連する要素を適切に結び付けた複合体のこと」ですから、エコシステムとしてのビジネスモデルを追及したいと思っています。
    【研究内容】
    ・デジタルビジネス開発メソドロジー
     ITコーディネータのプロセスガイドライン、サービスデザイン思考、ビジネスモデルキャンバスのシステム・ダイナミクス収益シミュレーション、ビジネスケーパビリティモデル、エンタープライズ・アーキテクチャ(EA)、IT投資マネジメント、マイクロサービス、ブロックチェーン、スマートコントラクト、アジャイル開発
    ・セキュアな情報連携基盤
     日本・エストニア/EUデジタルソサエティ推進協議会の研究会員として、 X-ROADを活用した情報連携基盤のデジタルビジネスへの応用研究
    ・ヘルスケア・サービスインキュベーションプラットフォーム
     食の臨床試験の発展形としての運動、メンタルな療法を含むヘルスケアサービスを部品とした、個人別のウェルネス増進プログラムの研究
    ・コミュニティヘルスの社会/技術アーキテクチャ
     持続可能でレジリエントな住民主体のデジタル田園都市のアーキテクチャの研究

    略歴

    1978年3月 大阪大学 基礎工学部 制御工学科卒業
    1980年3月 大阪大学大学院 基礎工学研究科(物理系制御工学分野)修士課程修了
    1980年4月 石川島播磨重工業 航空宇宙事業本部宇宙開発事業部入社
     TT-500A実験ロケット及びスペースシャトル(FMPT)搭載制御電子機器、実験制御プログラムの開発に従事
    1987年9月 オージー情報システム総研 研究開発部・教育事業部・南港研究所AIセンター入社
    1992年4月 オージス総研に統合移行、以後CASE、ERP(SAP、Oracle、People)、DWHやBI、UMLツールのビジネスを推進
    1998年1月 三和総研 経営戦略部企業システム室出向
    1998年4月 大阪大学工学部「ソフトウェア工学」非常勤講師(2003年まで)
    2001年4月 イー・エム・コンセプト・アジア(eマーケットプレイス・コンサル)出向
    2001年10月 オージス総研帰社
     ソフトウェア工学センター、ビジネスプロセスモデリング部長、EA推進部長、ビジネスイノベーションセンター長、 エグゼクティブフェロー、コンサルティング統括を歴任
     この間ITコーディネータ協会インストラクタ「中小企業経営のケース研修」、県立広島大学大学院EA講師(2006年)、2008年6月 MIT Sloan Executive Education 「Business Dynamics」受講、ISO/TC68/SC2-7(金融情報国際標準)国内検討委員(2009年から2015年)、住宅金融支援機構「CIO補佐官業務」統括コンサル(2009年から2014年)、東京大学公共政策大学院EA演習講師(2014年)、情報サービス産業協会(JISA)白書部会長(2014年から)、東京大学大学院 情報理工研究科「情報法学・マネジメント論と侵入防止技術の超セキュア情報システム」研究会メンバー(2014年から2017年)
    2015年9月 北海道情報大学 経営情報学部 教授 着任
    2016年4月 就職部長
    2017年4月 先端経営学科長
    2021年4月 経営情報学部長
    2023年4月 大学院研究科長
    2024年4月 特任教授

    学位

    工学修士(大阪大学)

    主な研究業績

    著書:
    ・水越敏行監修;学校教育における情報化、第一法規、1990年、分担執筆
    ・明神ほか;Oracle Designer/2000によるデータコンピタンス、1996年
    ・共著;eラーニング白書2002/2003、7章「教育効果」担当
    ・加藤、明神ほか;かんたん!エンタープライズ・アーキテクチャ、翔泳社、2004年
    ・加藤、明神ほか;仕事の流れで理解する 実践!SOAモデリング 、翔泳社、2007年
    ・宗平、明神ほか;百年アーキテクチャ 接続可能な情報システムの条件、2010年
    ・JISA、情報サービス産業白書2015,2016,2017年版、白書部会長として編集・査読、2014年~2017年
    ・伊藤、明神ほか:IT Text 情報システムの分析と設計,オーム社,2022年
    論文:
    ・明神、笠井、辻;眼球運動機構の非干渉化制御方式、計測自動制御学会論文集、Vol.17, No.2, pp. 294-299 、1981年
    ・Masahiro Inui, Satoru Myojin,Katsuya Oba, “Simulation Based ICAI with
    Multimedia”, in Proc. of ED-MEDIA’93, pp262-269 、1993年
    ・明神;SI事業におけるモデリングとシミュレーション(SDとUMLによるアナリシスとシンセシス)、システム・ダイナミックス学会日本支部学会誌第5号 、2006年
    ・明神;内部統制とSOAの経営戦略における位置づけ、システム・ダイナミックス学会日本支部学会誌、第6号 、2007年
    ・明神;モデルベースIT投資マネジメントによる百年アーキテクチャ構築 ~システム・ダイナミックスによるIT投資マネジメント構造分析~、システム・ダイナミックス No.9 2010年9月
    ・Satoru Myojin,Yoshiko Kirihigashi;Asia-Pacific System Dynamics Conference, Activation of areas along railroad tracks (establishment of a safe and secure life support network) 2014年2月
    ・銭谷、明神ほか、リスクマネジメントとしての情報セキュリティマネジメントの課題、日本セキュリティ・マネジメント学会第29 回全国大会、2015年6月
    ・銭谷、明神ほか、EAによるコミュニケーション支援と情報セキュリティマネジメントの強化、経営情報学会秋季全国研究発表大会2015年11月
    ・銭谷、明神ほか;日本情報経営学会第73回全国大会、インシデントグラフによる定性的リスク評価、2016年9月
    ・銭谷、明神ほか;経営情報学会2016秋季大会、境界応答法による組織横断リスク評価、2016年9月
    ・銭谷、明神ほか;ProMAC2016、Security Hazard Map by Qualitative Sensitivity Analysis、Int. Conf. on Project Management, pp. 970–977, Nov., 2016.
    ・明神、酒井ほか;次世代学習環境の研究-学習とリアルビジネスの融合-,北海道情報大学紀要, 第29巻 第2号(2018年3月)
    ・Satoru Myojin,et al. A PRACTICAL APPLICATION OF BUSINESS SYSTEM IN enPiT2, 14th International CDIO Conference, Kanazawa Institute of Technology,July,2018.
    ・明神、甫喜本ほか;本学の教学IR要件定義に向けた予備調査・試行,北海道情報大学紀要, 第34巻 第1号(2022年10月)
    ・伊藤, , 明神ほか;,情報システムの分析と設計,オーム社 ,2022年2月
    その他:
    ・井谷、明神ほか;ハイパーメディア知的CAIシステム「FILE」、第14回CAI学会研究発表大会論文集、1989年
    ・明神、井谷他;ハイパーメディアとPrologによる知的CAIシステム、情報処理学会 教育におけるコンピュータ利用の新しい方法シンポジウム、pp.19-28 、1989年12月
    ・明神;ハイパーメディアでユーザー・インターフェースを強化した知的CAIシステム、日経AI別冊1990冬号、1990年1月
    ・下畑、宮崎、明神ほか;英会話用知的CAIのための教材記述形式、報処理学会第44回全国大会、1992年
    ・田川、山本、平山、明神;音声入力機能を備えた英会話用知的CAIシステム、情報処理学会第44回全国大会(1992年前期)、1992年3月
    ・企業ユーザの立場からのe-Learning 標準化の課題、教育システム情報学会第26 回全国大会パネル討論、2001年
    ・明神;UMLモデリングによる実践的エンタープライズ・アーキテクチャ~ビジネスの情報システム化を全体最適に導く経営管理手法~、公益財団法人九州先端科学技術研究所(ISIT)講演、2004年
    ・モデルベースIT投資マネジメントによる百年アーキテクチャ構築 ~システムダイナミックスによるIT投資マネジメント構造分析~システムダイナミックス学会日本支部  2010年
    ・政治社会学会創立記念研究大会 第4回政治社会学会パネル発表「電鉄沿線の活性化(安心・安全のライフサポートネットワークの構築)に向けて」 2010年
    ・「この国に必要な複合システム(System of Systems)の システム科学アプローチ」  ~事例を中心にしたシステム・ダイナミクスの解説~(社)日本経営工学会 関西支部 平成23年度第1回事例研究会講演  2011年
    ・政治社会学会創立記念研究大会 第4回政治社会学会パネル発表「電鉄沿線の活性化(安心・安全のライフサポートネットワークの構築)に向けて」 2010年
    ・オージス総研主催「サービスデザインワークショップ」、「System Thinking:問題の構造をループで語る」、2013年
    ・切東、明神;政治社会学会(ASPOS) 第4回総会及び研究大会、「電鉄沿線の活性化(安心、安全のライフサポートネットワークの構築に向けて)」、2013年
    ・情報サービス産業協会(JISA)、合同部会講演会「顧客共創のビジネスプラットフォーム」、2015年
    ・JISA白書部会白書講演会「変化する時代の顧客との市場共創に向けて」、2015年
    ・21世紀の超スマート化社会に関するフォーラム(北大ラウンドテーブル)、2016 年
    ・フードサミット2016イン北海道、講演「ヘルスケアサービスインキュベーションプラットフォーム構想」、2016年
    ・経団連 電子政府勉強会講演「英国のデジタルガバメントを中心に」2017年2月
    ・江別市 「えべつ未来づくりビジョン市民説明会」2023年8月 https://www.city.ebetsu.hokkaido.jp/site/nanajisoukei/121110.html
    ・江別市、江別商工会議所主催講演「生成AIの仕事への活かし方」2023年8月
     北海道新聞「業務にAI活用を 江別でセミナー 道情報大・明神教授「判断は人間側で」」https://www.hokkaido-np.co.jp/article/901829/
    ・江別商工会議所主催ワークショップ「初歩から学ぶChat GPT や Bing など生成AI の体験と実践」~仕事への活かし方セミナー~2023年10月

    所属学会及び各種委員

    委員:システムダイナミックス学会日本支部(理事2005年から2010年、研究担当理事2017年から)、情報サービス産業協会(JISA)白書部会長(2013年から2015年)白書委員会副委員長(2016年から2017年)
    所属学会:日本システムダイナミクス学会、System Dynamics Society、経営情報学会

    地域協力・産学連携

    大麻の酪農家に3年生がインターンシップ体験してスマート酪農に取り組み卒論へ
    江別市未来型政策検討委員会座長(2022年7月~2024年6月)
    江別市行政審議会委員長(2022年8月~2023年7月)https://www.city.ebetsu.hokkaido.jp/site/nanajisoukei/108697.html

  • どんな専門分野を教えていますか?

    あらゆるところに使われるソフトウェア、その開発はどのように行うのか?どんな注意が必要なのか?具体的な事例を通して学んでもらいます。
    その中でも、コンピュータが私たちのあらゆる生活に入り込んだ新しい社会の次世代のビジネスの創り方を教えています。
    特にデジタル技術で新たな顧客価値を生み出すデジタルビジネスに取り組んでもらいます。AIもそのひとつ。
    ディープラーニングに代表される機械学習はPythonでライブラリを呼び出せば簡単に試せます。
    生成AIは画像、音声、文章、さらにプログラミングの生成、支援に必要なテクノロジーの壁を取り払って民主化が進んでいます。
    情報システムは企業の競争優位性を獲得するために開発されます。生成AIも大いに活用して新たな顧客価値を見出してください。
    音声で様々な情報を取り出し、自由な会話も可能なAIスピーカーは一部分のプログラム変更でオリジナルのサービスを創り出せます。
    とても身近になったAI,IoT,ビッグデータといったデジタル技術に触れて、その本質を理解してAIビジネスに挑戦して欲しいのです。
    学生が発想したビジネスモデルを活かした起業にも挑戦してもらいます。

    大学の先生になる前は何をしていましたか?

    中学ではアマチュア無線に夢中でしたが、サッカー部にも入り高校まで続けました。大学時代は制御工学と山岳部でした。山岳部での最大の思い出は厳冬期の剣岳北方稜線で地獄のような吹雪の体験。現在の後継研究室はアンドロイドで有名な石黒研究室で人工知能やロボットの「鉄腕アトム」の時代でした。人間の眼球運動制御機構の研究以来、対象は変わったものの「計測と制御」を続けてます。IHI宇宙開発事業部では毛利さんがスペースシャトルで実験した材料実験制御電子機器の電子回路設計とテストプログラム開発、実験装置の温度制御アルゴリズムの開発を行いました。その時に毛利さんたちの宇宙飛行士選抜試験に応募して32人まで残ったんですよ。その後オージス総研に移り、最初に関わったのが「人工知能の教育システムへの応用」で、HyperCard+Prologによる教育エキスパートシステムでした。以後、ずっと新技術への挑戦でした。一貫してモデルによる見える化でデザインしていく「モデルベース制御」「モデルベース開発」「モデルベース経営」をやってきました。セントルイスのワシントン大学との「公文マシンプロジェクト」では文字認識、視覚言語、ペンコンピュータといったアランケイの「ダイナブック」を彷彿とさせる先進的な研究開発でした。IBMのリポジトリ(開発情報を格納する入れ物)をベースにしたCASE(コンピュータによるソフト開発)のプロジェクトも推進しました。ドイツのリポジトリ製品の販売も手掛けてスイス、ドイツ、イギリスのユーザー訪問をして、マルタ島で営業会議を行いました。モノづくりの青写真であるエンタープライズ・アーキテクチャ(EA)やシステムダイナミクス、サービスデザインもすべて「計測と制御」の世界だと思って取り組みました。最後に在職したビジネスイノベーションセンターでは、お客様の中に入り込んでITの前に感動し共感する新しい顧客経験を創りだす「サービスデザイン思考」にも取り組みアジャイル開発につないでいく方法論の整備にかかわっていました。

    高校生へのメッセージ

    若いときは何事にも自信がありません。でも何かひとつでも自分が好きなことに打ち込んでみてください。好きなことだから少々の苦労は我慢できるでしょう。何度も何度も繰り返して練習して、挑戦して、最初は失敗するけど、そこから学んで段々とやれなかったことがやれるようになり成長が見えてきます。そうなれば自信も出てきます。自信が出来れば周りの人たちにも影響が出てきます。その分野の情報が集まるようになります。そうなれば益々成長ができるようになります。「なぜ山に登るのか」、そこに山があるからでなくて、山に登ることによって自信を持つことができたのではないかと自分の経験から言えます。皆さんも何か好きなことに、とことん打ち込んでみてください。--- 追伸 -----------
    2021年度卒業生には次のようなメッセージを贈りました。皆さんも失敗を恐れず、一日一日を大切に、今を頑張ってください。
    コロナのために保護者は参加できず、代表だけの式典後に各学科ごとに学位授与を行いました。私からは、1.「DXを目指せ」 2.そのためには「視点を変えろ」 3.とはいえ色々あるから「今を頑張れ」
    この3つを贈りました。DigitizeやDigitalaizeに留まって、なかなかDXまで行かないのですが、5年前に訪問したエストニア発のFintech企業「Transferwise」の例をお話ししました。視点を変えると全く新しいビジネスアイデアが出て来るのです。「虫の目、魚の目、鳥の目」ですね。最近は宇宙飛行士が毎日ツイートしてくれてますから「宇宙の目」もあります。Transferwiseは鳥の目です。個々の海外送金を見ると換金で為替差が生じるのですが、鳥の目で全体を見ると、、、
    例えば日本からアメリカにドルを送りたい時に、アメリカ側には日本に円を送りたい人がいます。そうすると日本側には、その円を受け取る人がいます。最初のアメリカへのドル送金を日本国内での送金に読み替えるのです。国を超えた送金を、国内での送金にするわけですから為替差が発生しません。銀行を経由しないので手数料も安く済みます。最近、創立10周年を迎え社名変更したWise社は、2011年の海外送金サービスから事業を開始して、国境を越えた決済ネットワークを構築し、1,000万の個人および法人のお客様に対して、より安く、より速く、そしてより便利な国際金融サービスを提供できるまでに成長しました。このように視点を変えて新たなビジネスを発想して欲しいですね。とは言え、社会人1年生ですから様々な苦境に陥るでしょう。でもその苦労は必ず自分の成長として将来の自分に繫がって来るので「今を頑張って」欲しいのです。

    担当する授業

    情報システム学概論ⅠⅡ、ソフトウェア工学、デジタルマーケティング、ネットワークとセキュリティⅠ、情報システム特別講義、プロジェクトトライアル(サービスデザイン+アジャイル開発)
    (大学院)デジタルビジネスメソドロジー、ITプロジェクトマネジメント

    趣味

    大学時代は山岳部で1年の半分は山でした。大学院時代にはヨーロッパアルプスに遠征してモンブランやモンテローザを登りました。その時に雪で断念したマッターホルンを2011年に登頂しました。今でもGWには北アルプスに出かけています。2014年に白馬岳の主稜、2015年は遠見尾根から五竜岳に登りました。2016年には層雲峡「錦糸の滝」アイスクライミングにも挑戦しました。2021年の夏は黒岳と樽前山、2022年3月には余市岳に登頂。手稲、富良野、ニセコにもでかけてスキーも楽しんでいます。出身大学の山岳会理事として現役部員獲得支援担当です。体育館の壁にクライミングウォールをOBの寄付で設置してから部員が増加して危機を乗り越えました。お隣の大学は活発のようなので皆さんも美容と健康のためのクライミングやってみませんか?山だけでなく海、空のダイビングも好きでマラソンは体力維持のために走っています。2017年夏休みのハワイ島水深20mでマンタやウミガメと漂いました。高校の還暦仲間でバンドを結成してジャズドラムにも挑戦しましたが、ドラムを叩く機会が少ないのでROLANDのシンセでドラムしながら多様な音色を組み合わせて楽しんでいます。滝川ではグライダーにも乗りました。春夏秋冬の野幌森林公園をランニング、マウンテンバイク、スノーシューで巡り、雪解け後の水芭蕉と座禅草に待ち遠しい春を喜びながら、毎年新しいことに挑戦することにしています。

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