2024年10月12日・13日に旭川で開催された「第49回日本体外循環技術医学会大会」にて、本専攻の鳴海翔さん(留萌高校出身 今春卒業)が優秀発表賞を受賞しました。受賞した発表のテーマは「VR(仮想現実)を活用した人工心肺回路組み立てコンテンツの作成」。ゲームエンジン(ゲーム開発のための開発環境)の「Unity」を使用し、VRで人工心肺装置のリザーバ、膜型人工肺、遠心ポンプ、動脈フィルターなどの回路部品の名称とコネクタを用いて構成し、回路を組み立てる、という内容です。学会の審査員からは、「今後の医療にはAIやICTを用いた教育や医療現場のニーズがある」と高く評価されました。学会ではほかにも、鳴海さんを含む参加学生3名が素晴らしい発表を行い、「すぐに臨床に生かせるようなデータである」と好評を得ました。ICT教育に時代に先駆けて取り組んできた本学の臨床工学専攻では、今回受賞した発表のような研究をサポートする充実した環境が整っています。

