森山 洋一教授

2022/07/26更新

• 経歴・業績
• メッセージ

• 研究分野

  微分位相幾何学（多様体上の葉層構造，リー群の作用）
  

  専門及び研究内容

  多様体上の幾何学的構造の1つである，リー群の作用から定義される葉層構造の力学的，位相的性質の研究．
  

  略歴

  1981年3月 北海道大学理学部数学科卒業
  1988年3月 北海道大学大学院理学研究科（数学専攻）博士課程単位習得退学
  1988年4月 釧路工業高等専門学校一般教科（講師，助教授）
  1994年4月～ 北海道情報大学経営情報学部（講師，准教授）

  学位

  理学博士（1994年，北海道大学）
  

  主な研究業績

  著書：
  ・ 『線形代数入門［第2版］』ムイスリ出版，2014　
  論文：
  ・ Remarks on manifolds which admit locally free nilpotent Lie groups，Hokkaido Math．J．Vol.17，pp.235－240，1988
  ・ On codimension one nilfoliations and a theorem of Mal’cev，Topology 28，pp.197－210，1989 (in collaboration with G.Hector & E.Ghys)
  ・ Polycyclic groups of diffeomorphisms on the half-line，Hokkaido Mathematical Journal 23，pp.399－422，1994
  ・ On closed manifolds which admit codimension one locally free actions of nilpotent Lie Groups，Hokkaido Mathematical Journal 39，pp.57－66，2010
  ・ 半直線上の微分同相写像の共役性（I）－ C^1共役であるための必要条件，北海道情報大学紀要 第22巻2号，pp.17－30，2011
  ・ 半直線上の微分同相写像の共役性（II）－ C^1共役であるための十分条件，北海道情報大学紀要 第23巻1号，pp.23－36，2011
  ・ 半直線上の微分同相写像の共役性（III）－ Sternbergの定理の別証明，北海道情報大学紀要 第23巻2号，pp.1－10，2012
  研究発表：
  ・ “Polycyclic groups of diffeomorphisms on the half-line”，International Symposium / Workshop on Geometric Study of Foliations，1993
  ・ 「ベキ零リー群による余次元１の作用を許す閉多様体について」，2008年度日本数学会秋季総合分科会，2008

  所属学会及び各種委員

  日本数学会
  

• どんな専門分野を教えていますか？

  幾何学
  

  大学の先生になる前は何をしていましたか?

  略歴にあるように，高等専門学校で数学の教員をしていました．
  その前は，大学院で数学の研究をしていました．

  高校生へのメッセージ

  数学は，正しい事が証明された事実（定理）を積み重ねていく学問です．
  その様な事実を発見したり理解したりするためには，正確な計算や正しい推論が不可欠です．
  計算をおろそかにせず，また，時間がかかるかもしれませんが，定理の証明をきちんと理解することに努めて下さい．

  担当する授業

  基礎数学演習，線形代数I・II，幾何学入門
  

  趣味

  オーディオ鑑賞