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2025.09.29
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辻野涼介さん(修士2年)がドイツで開催された国際会議iV2025で登壇発表

本学大学院経営情報学研究科経営情報学専攻に所属する辻野涼介さん(指導教員:伊藤正彦)が、8月5日~8日にドイツ・ダルムシュタットで開催された情報可視化に関する国際会議 29th International Conference Information Visualisation (iV2025) で登壇発表を行いました。iVは、情報可視化の分野におけるもっとも歴史のある国際会議の一つになります。

【会議概要】
https://iv.csites.fct.unl.pt/de/

発表中の様子


【論文タイトル】
P3VS: A Visual Analytics System for Structural Analysis of Pitching Sequence Trajectories

【概要】
野球における投球シーケンスは投手の戦術的意図を反映しているが、既存の分析ツールの多くは頻度や投球位置のみに着目し、その構造的側面を十分に捉えていない。本研究では、P3VSと呼ばれるインタラクティブな可視化システムを提案する。本システムは、各打席を投球ゾーンの順序付き軌跡としてモデル化し、球種、球速、打席結果といった情報を付加して表現する。さらに、改良版レーベンシュタイン距離を用いることで、繰り返し出現する投球パターンをクラスタリングし、ネットワークとして可視化する。ユーザは、ゾーン、投手、打者のスタンス、打席結果などの条件でシーケンスを絞り込み、結果ごとの違いを探索することができる。P3VSは、リアルタイムかつ結果に応じた投球パターン分析を可能にし、ゲームの結果に影響を与えうる配球構造の違いを明らかにする。

左:辻野涼介さん(修士2年) 右:伊藤正彦教授(指導教員)

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