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2026.09.01
#トピックス

3教員がスマート農業の取り組み紹介

 2026年度江別市スマート農業ネットワークの会合が8月25日、江別市民会館で開かれ、北海道情報大学の3教員が取り組みを紹介しました。佐藤隆雄准教授(システム情報学科)は「ドローン画像による小麦の成熟期予測」、湯村翼准教授(情報メディア学科)は「オンデバイス推論によるトマト成熟度推定システムの開発」、栗原純一教授(システム情報学科)は「ARマーカーを用いたビニールハウスの窓開閉監視システムの開発」と題して研究を解説しました。

 スマート農業推進を目指す同ネットワークは昨年11月に発足、江別市や農業団体、若手農業者を主体とするICT研究会、本学、酪農学園大学などが参画しています。今回は参加機関が事例発表を行い、情報、意見交換をしました。

 佐藤准教授らは、小麦の成熟期を予測することが、生産者による適期の収穫作業を可能にし、小麦の品質向上や生産コスト軽減につながることに着目し、客観的な成熟期予測手法の確立に取り組んでいます。具体的には、国内有数の小麦産地である江別市の圃場において、ドローンによる観測と穂水分率の計測を実施し、得られたデータを用いて小麦の成熟期を予測するための解析手法の開発を進めています。2023年度から2025年度に取得したデータを基に、ドローン画像を取得した時点から成熟期に達するまでに必要な積算温度を推定するモデルを開発し、現在は2026年度に取得したデータを用いて、その予測精度を検証しています。

 湯村准教授らは、ネットワークに接続せず、その場の端末で行う「オンデバイス推論」を用いて、トマトの成熟度を判定するシステム開発を進めています。Webカメラで撮影した映像からリアルタイムで成熟度を判定、オープンデータの画像を判定した際は、正解率は86.93%でしたが、市販のトマトではすべて「完熟」との判定になったため、さらなる調査が必要としました。

 栗原教授らは、ビニールハウス内の温度湿度管理のため、ARマーカーを使ってハウスの窓の開閉を遠隔で監視するシステムを開発しています。ハウスの窓の自動開閉は故障することもあり、見回り作業は農家の大きな負担になっています。据え付けたカメラが窓に張り付けたARマーカーの数を読み取り、ユーザーのスマートフォンに送致することで、農家は現場に出向かなくても窓の開閉状況を把握できる仕組みです。

 「オンデバイス推論によるトマト成熟度推定システムの開発」、「ARマーカーを用いたビニールハウスの窓開閉監視システムの開発」は2025年度の江別市大学連携調査研究事業に採択されています。研究結果は江別市公式ホームページの「大学連携 調査研究事業(令和7年度)研究結果」(https://www.city.ebetsu.hokkaido.jp/soshiki/kikaku/154945.html)で紹介されています。

 会合ではこのほか、酪農学園大学や江別市地域おこし協力隊、NTT東日本などから活動や研究報告がありました。

ドローンを使った取り組みを紹介する佐藤准教授/グループごとに行われた情報、意見交換

事例を発表した栗原教授/佐藤准教授/湯村准教授

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