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2026.09.24
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なるほどラボ「星占いと星座のはなし」

 北海道情報大学の女性研究者による2026年度第3回の「なるほどラボ」が9月16日、江別蔦屋書店内で開かれ、システム情報学科の大井渚准教授が「なるほど!星占いと星座のはなし」と題して、身近な星占いを天文学の視点から分かりやすく紐解きました。

 本学地域連携・産学連携センターの主催で、8年目の取り組みです。この日は12人が来場したほか、通路に立ち止まって耳を傾ける人もいました。大井准教授は大学で天文学の研究をしながら、プログラミングなどを教えています。自己紹介で小学生のころの宿題「日周運動を観測しよう」をきっかけに星のとりこになったと話しました。日周運動とは地球が自転することによって、太陽や星などが東から西へ1日かけて1周するように見える現象です。

 大井准教授はまず、星座の記録はメソポタミア時代(紀元前3000~2000年ごろ)からあった一方、国や地域によって形や数が異なり、境界は決まっていなかったと紹介。1928年に国際天文学連合が空全体を88の領域に区分し、88星座の境界を決定したと伝えました。

 星占い(西洋占星術)で使われる12星座は、黄道(地球から見た太陽の通り道)付近にある主要な星座であり、このため「黄道12星座」と呼ばれていると説明しました。

 また、バビロニア時代(紀元前500年ごろ)には、黄道が12の区画に分けられ、それぞれに黄道12星座に対応した名称が付けられたことを紹介。これが「黄道十二宮」であり、名称は似ていますが、天文学的な星座とは別物であることを強調しました。

 さらに、ローマ帝国時代(2世紀)に占星術が体系化され、春分点を「おひつじ宮0°」とする考えが整理されました。春分点とは、春分の日に太陽がある空の方向の一点のことです。

 2000年前はおひつじ宮0°から30°の領域に実際に「おひつじ座」があり、十二宮の「おひつじ宮」でもありました。しかし、現在は地球の自転軸の変化から、星座は動いていませんが地球の向きがずれた結果、天文学的には春分点の方向に見える星座はうお座になっています。これに対して、星占いでは今も「春分点=おひつじ宮0°」となっているため、ねじれが生じていることを伝えました。

 大井准教授は黄道十二宮(西洋占星術)と88星座(天文学)は別物ながら、どちらも星空から生まれたもので、きょうだいのような関係と説明。人々が星の見え方から季節を知り、星を結んで星座として整理し、天体の動きから未来を知る手がかりを読み取ろうとしてきた歴史を振り返り、「私たちは星空からもっとたくさんのことを知ることができます。星占いを見たとき、『本当の星座はどんな形だろう』と空を見上げてもらえたらうれしい」と締めくくりました。

大井准教授が星占いと星座をテーマに解説した「なるほどラボ」

9月25日に「観月会」

 中秋の名月を北海道情報大学が所有する望遠鏡で観察する「観月会」が9月25日午後7時~9時に本学で開かれます。詳細は下記をご覧ください。

 また、2026年度の「なるほどラボ」は今回で終了です。第1回、第2回の紹介も合わせてご覧ください。

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